車いすバスケットボールプレーヤー 藤本怜央(ふじもとれお)からのメッセージ

プロフィール

藤本怜央

車いすバスケットボールプレーヤー

車いすバスケチーム「ハンブルガーSV(ドイツ)」「宮城MAX」及び日本代表チームで活躍中
日本代表チームでは2013年よりキャプテン
【宮城MAX】
日本選手権 9連覇(2008〜2017※2012は大会中止)
得点王 10大会連続11回獲得
2009・2014・2016・2017MVP獲得
【国際大会】
2004アテネパラリンピック 4位
2005U-21世界選手権イギリス大会 準優勝
2006ゴールドカップ オランダ大会 7位
2008北京パラリンピック 7位
2010ゴールドカップ イギリス大会※ 10位
※得点ランキング1位(平均得点)
※リバウンドランキング2位
2010アジアパラリンピック(中国・広州)優勝
2012ロンドンパラリンピック 9位
2014アジアパラリンピック(韓国・インチョン)準優勝
2014北九州チャンピオンズカップ国際車椅子バスケットボール大会 優勝
2016リオパラリンピック 9位

使用車いす

バスケ用:NSB-08
北九州チャンピオンズカップ 2014年11月25日
みなさんこんにちは。

秋が一気に通り過ぎ、もうすっかり冬になりましたね。
ドイツは日本よりも秋が短く、あっという間に息が白くなり寒くなってきました。
東北に長く住んでいましたが、今の時点で既に仙台よりも寒いのではないかと言った感じです。

さて、今月も帰国していました。
目的は、11月14日から16日まで福岡県北九州市で開催された『北九州チャンピオンズカップ国際車椅子バスケットボール大会』へ出場のためです。
この大会、今年で11回目を迎えました。そして僕の代表キャリアも11年目。
実は僕の日本代表スタートの大会がこの北九州チャンピオンズカップなんです。

車椅子バスケットボールを始めて1年で代表入りし、始めて参加したこの大会。
今回は若手中心のメンバー構成で、僕の立場は『オーバーエイジ枠』つまりベテランとしての参加でした。
デビュー戦も北九州でベテランとしての初出場も北九州。
僕にとって非常に縁のある大会です。

今回の出場国は、日本・イギリス・オーストラリア・韓国の4チーム。
どこも強豪国であり、2020年の東京大会を控えている日本代表にとっては、今の時点での自分たちの実力を知るいい機会になりました。
今回はベテランとしての参加ということもあり、キャプテンも若い選手に託していました。今回のキャプテンは同じチームニッシンの宮島選手。
私と同じく、このホームページでメッセージを発信していくれている彼がキャプテンを務めると言う話を聞いた時、非常に嬉しく思いました。

大会は初戦の韓国、2試合目のオーストラリアに勝利し、予選リーグ最終戦を待たずに決勝進出を決めました。
最終日は同じく2勝の成績で決勝進出を確定させていたイギリスチームとの2試合。
あくまでも今回の目的は『若手の成長』ということもあり、予選ラウンド最後のイギリス戦は僕抜きでの戦い。
序盤こそリズムが合わずにリードを許していましたが、後半から少しずつアップテンポな日本のリズムになっていきました。最終戦は惜しくも敗れ、2位での決勝戦進出になりましたが。ベンチから後輩のプレーを見ていると、自分が初めて国際大会に出場した時よりもはるかに落ち着いていて、日本代表としての自覚を持っていることを感じましたね。
非常に頼もしく感じました。そして負けから学ぶことは非常に多く、決勝戦前の敗戦がチームをさらに成長させるという手ごたえを感じていました。

そして決勝戦。
自国開催と言うこともあり、この試合は必ず勝たなければいけないというコーチの指示のもと、スタメン復帰。
試合の入りが何よりも大切であり、スタメンの仕事と言うものをこの決勝の舞台で後輩に見せるためにしっかりと準備しました。
試合は、序盤からオフェンスとディフェンスの切り替えが上手くいき、先手をとった日本がイギリスに対し優位に試合をコントロールしました。
後半の入りにイギリスに少し流れを持っていかれましたが、同じことを繰り返すメンタルタフネスを40分間継続することができ、この大会10年ぶり2度目の優勝で幕を閉じました。

これで今年の国際大会が全て終わり、最後を優勝で飾れたことは、来年の日本の飛躍に必ずプラスになるのではないかと思います。
また、今回初めてベテランというポジションで参加しました。
若い選手がやりやすい環境、苦しい時の確実なフォロー。バスケット以外でも広い視野を持ちチームを作り上げていくことの大切さを学びました。
選手としての自分・キャプテンとしての自分・ベテランとしての自分。全て自分自身ですが、このちょっとした違いを感じれたことは僕にとって非常に大きな収穫だったのではないかと思います。

大会終了翌日に、またドイツに戻りました。
大会の翌週に非常に大切な試合が控えているからです。
ドイツでの挑戦はまだ始まったばかりです。
このシーズンをしっかりと過ごしていくことでさらに成長できるように頑張りたいと思いますので応援よろしくお願いいたします!!

ハンブルガーSV
藤本 怜央


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