車いすバスケットボールプレーヤー 吉田絵里架からのメッセージ

プロフィール

吉田絵里架

車いすバスケットボールプレーヤー

兵庫県出身
女子車いすバスケチーム「カクテル」及び日本代表チームで活躍中。
2004アテネパラリンピック出場・5位
2007VISAパラリンピックワールドカップ(英マンチェスター)優勝
2008北京パラリンピックに主将として出場・4位
2010アジアパラリンピック(中国・広州)に主将として出場・優勝
2014アジアパラリンピック(韓国・インチョン)準優勝
2015国際親善女子大阪大会 優勝

使用車いす

バスケ用:NSB-08
日常用:エボリューションAS-2
リバーカヤック 2013年10月28日
皆さんこんにちは!
毎回バスケに関する報告ばかりですので、今回は初めて体験したリバーカヤックについて書きたいと思います。
ある学校のスポーツ体験イベントの時にプールでカヌー体験をさせてもらったことがきっかけで興味を持ち、そこで知り合った障害者カヌー協会の方のご好意で実現することができました。

10月のまだ少し暖かい時期に、奈良の吉野川へ行きました。10月は台風の影響で天気の良くない日が続き、出発当日も朝から大雨・・。朝起きて雨がザーザーと降っていたので「中止かな〜」と残念に思っていたところに「決行」の連絡をいただきました。
少し不安に思いつつも現地に向かうと、雨も降っていませんでした。
キャンプ場に車を置き、準備を済ませて、カヌー協会の方の車に乗せていただき川べりまで移動しました。車いす生活になってからはアウトドアとは無縁の生活を送っていたので色々と心配事がありましたがバリアフリートイレがあったりしてちょっと驚きました。
ライフジャケットを着て漕ぎ方のレクチャーを受けてからカヌーに移乗しました。
私は障害の関係で体幹バランスをとるのが難しいので移乗した後、カヌーの隙間にありとあらゆるものを詰めて動きやすいようにしてもらいました。

いざ川に入ってから驚いたのが流れの速さが見た目と全然違うことです。穏やかに流れているようでも場所を少し変えるだけで勢いが強くなったり止まっていたり・・
映画で観るようなスイスイ進むという事は私にとって至難の業でした。一歩進んで三歩くらいさがっているんじゃないか!?というくらいに前に進まず、ひたすら漕ぐも一緒に行った皆さんについていけず、悔しくなって必死になりました。あまりに遅かったのを見かねた方が途中紐で繋げて引っ張って上流に連れていってくれたりしました。
漕いでる間はバランスをとるのと前に進むのに必死で景色を楽しむ余裕がありませんでしたが、流れの穏やかな場所で休憩しているときは風もほどよくて昼寝がしたくなるくらい気持ちが良かったです。普段は屋内(体育館)での生活ばかりなので、日光に当たりリフレッシュすることができました。

ただ、思っていた以上にハードだったので翌日全身の至るところに筋肉痛がやってきました。
気持ちは休めたけど、体は全然休めてないね〜って笑い話です。
こういう経験は「私にはできない」と思っていましたが、工夫さえすればいろんなことができるんだなって改めて実感しました。(そのためには自分以外の人のお手伝いが不可欠ですけど)。
本当に楽しい一日でした。今回お世話になったカヌー協会の皆さんには貴重な経験をさせていただいたこと本当に感謝です!次は漕ぎながら景色を楽しむ余裕ができるようになりたい!


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