車いすバスケットボールプレーヤー 吉田絵里架からのメッセージ

プロフィール

吉田絵里架

車いすバスケットボールプレーヤー

兵庫県出身
女子車いすバスケチーム「カクテル」及び日本代表チームで活躍中。
2004アテネパラリンピック出場・5位
2007VISAパラリンピックワールドカップ(英マンチェスター)優勝
2008北京パラリンピックに主将として出場・4位
2010アジアパラリンピック(中国・広州)に主将として出場・優勝
2014アジアパラリンピック(韓国・インチョン)準優勝
2015国際親善女子大阪大会 優勝

使用車いす

バスケ用:NSB-08
日常用:エボリューションAS-2
イギリス遠征の報告です 2011年6月4日
遅くなりましたが、東日本大震災で被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。

今回は、5月末にイギリスで開催された、パラリンピックワールドカップについて報告をいたします。

私達、全日本のメンバーやスタッフは半数が、東北・関東に在住しています。幸いにも、みんな無事でしたが、安否が分かるまでは、本当に心配でたまりませんでした。
4月に予定されていた東北での合宿は当然中止となりましたが、関係者の皆様のご尽力で、九州で合宿練習ができることになり、イギリス遠征への準備をすることができました。

そして、5月21日〜28日の一週間、東北のメンバーを含む選手12名、スタッフ5名でイギリスのマンチェスターへ行ってきました。


大会への参加は、日本・カナダ・ドイツ・開催国イギリスの4か国。試合数は予選3試合、順位決定戦1試合のトータル4試合と、ハードな日程でした。

初戦のドイツ戦は、日本が課題としているゲームの入りがまずく、点も思うように取れず、おとしてしまいました。
しかしながら、対カナダ・イギリスでは、どちらも接戦ながら勝利でき、2勝1敗に。特にカナダ戦では2回もの延長戦の末の勝利で喜びも大きいものに。バスケ人生初の延長戦はすごく疲れましたが、良い経験となりました。ただ、自分達の課題であることをやり続けていれば、ここまでもつれこむこともなかったのにな、と反省も・・・。

予選結果は、カナダを除く3チームが2勝1敗で並び、日本は得失点差で3位決定戦にまわり、カナダを破って結果3位の銅メダルとなりました。
勝率だけを見れば、3勝1敗と、優勝したイギリスと同じですが、各国とも、昨年の世界選手権から目覚しく成長しているプレイヤーもいて、来年に向けてどの国も強化に取組んでいることが、みてとれる大会でした。

アジアパラ・大阪大会に続く3冠達成ができず、悔しさはありますが、接戦の中でたくさんの学びもありました。そして、少しずつですが、チームとしての成長を感じることができました。
また、こういった状況のなか、改めて、バスケができるということが本当に幸せに思えました。結果は出さなければいけないけれども、今回はそのための試練。悔しさをバネにして今の気持ちを忘れず、みんなで頑張っていきたいです。

東北・関東のメンバーも少しずつ、練習ができるようになりつつあるようです。そんな頑張るみんなをみていて、自分ももっとやらなきゃ!と、やる気がさらに増し帰国2日後から現在まで練習三昧。どこかで休息をとらなきゃと思いつつ、まだまだ「量の練習」から抜け切れません。もっと「質」をあげろといわれそうですが・・・

大震災のあと、自分にできることは何かを考えましたが「メダルを獲る」ことが一番だと、強く思いました。メダルをとって、お世話になったみなさんに気持ちをあらわしたいです。
頑張ります!頑張れ日本!

吉田 絵里架

【写真説明】今回、日本チームは「がんばれ日本、がんばれ東北」のメッセージ入りTシャツで大会に臨みました。


▲ページのトップへ